Far East Café

小田和正 Far East Café歌詞
1.勝手に寂しくならないで

作詞:小田和正
作曲:小田和正

約束させないで そんなに縛らないで
会えないひとりの夜に 想いをめぐらさないで

つのる気持に 身も心も 振り回され続けている
あんなに可憐な愛も いつかわがまゝジェラシー

朝まで僕のことを 電話で捜さないで
気まゝな夜もあるさ つかのまのまどろみ

愛が醒めたと責めないで 冷たくしてるわけじゃない
二人の愛に慣れただけ たゞそれだけのこと

ねェ 黙らないで 何も変ってないさ
woo そんなふうに 勝手に寂しくならないで

変わぬ心それを 響えるはずもなくて
それでも追いかければ 愛は行き止まり

君といれば楽しいけれど でもそれがすべてじゃない
別に君が思うような そんな意味じゃなくて

もう 戻れなくなる そんな言葉を使ったら
woo ほらまた 勝手に空しくならないで
勝手に空しくならないで

暖い風に誘われて 何かゞ起る気配

もう ため息つかないで もっとそばにおいで
woo そんなとこで 勝手にひとりにならないで

ねェ 黙らないで 何も変ってないさ

woo そんなふうに 勝手に寂しくならないで
勝手に寂しくならないで
勝手に寂しくならないで


2.春風に乱れて

作詞:小田和正
作曲:小田和正

いつまでたっても 君がよく分からない
悩みは愛のこと それとも他のこと

皆が知ってる君は 素顔を隠して
ため息ついて外を 見ている君は誰れ

返す 言葉 いつも やさしいけれど
笑顔が 冷たくて

揺れる気持 春はそこまで
この危ない愛 戻れないかも知れない

君はいつでも 君を演じてるんだね
誰れにも見せていない 君を僕は知りたい

明日 君が 何処かへ
いなくなるような気がして 春風のせい

止める心 ふり切る心
そのつれないそぶり 想い乱れて

きっと 君には 好きな人がいて
それでも今は 君の心を叩くだけ

はじめて見せた 君の 涙が
この胸 切なく 締めつける

止める心 ふり切る心
そのつれないそぶり 想い乱れて

きっと 君には 好きな人がいて
それでも今は 君の心を叩くだけ

止める心 ふり切る心
そのつれないそぶり 想い乱れて

きっと 君には 好きな人がいて
それでも今は 君の心を叩くだけ


3.16号を下って

作詞:小田和正
作曲:小田和正

いつでも僕等は 海へ向った
16号を下って 南へ

心ときめくもの 眼に映るもの
すべてのことが 僕等のために

この道を行けば 夕陽が落ちる頃
僕等のあの海へ 着けるはず

ひとつの愛を 分け合えるはずもなく
若すぎる恋は 別れを知った

僕等が思うより 世界はいつも
甘く 切なく 苦く 優しく

砂の上を走り 海の風にうたう
それぞれの 愛するひとのために

この道を行けば 夕陽が落ちる頃
僕等のあの海へ 着けるはず

あの夏を 最後にして 僕等は互いに
想いを残して 離れて行った 僕等の海からも

砂の上を走り 海の風にうたう
それぞれの 愛するひとのために

この道を行けば 夕陽が落ちる頃
僕等のあの海へ 着けるはず
僕等の海へ


4.君が戻って来るなんて

作詞:小田和正
作曲:小田和正

外は雨 ドアのベル
なつかしい 君の匂い

別に怒ってる わけじゃなくて
たゞあんまり 突然だから

別れた あの日のことも
もう今は 忘れてゆくだけ たゞ

優しい雨を 覚えている
君がこゝへ 戻って来るなんて

いつからか あんなに好きだった
君の声も 思い出せなくて

こぼれる記憶 流すように
新しい愛に 巡り合って

今こうして こんな風に
君がこゝへ 戻って来るなんて

確かに小さな 誤解が解けなくて
僕等を 遠ざけたかも知れない

でもそれも あの時の二人
もう遅すぎる きっともう遅すぎる

その唇 その髪
君がこゝへ 戻って来るなんて


5.Far East Cafe

作詞:小田和正
作曲:小田和正

気にしないで もう過ぎたこと
今どれだけ君が辛いか 分かってる積り

笑顔見せて 楽しいこと たゞそれだけ 思い出して
いつか忘れるさ どんな哀しみも
消えてゆくはずだから

愛したら いつも切なくて
愛のない人生は たゞ果てしなくて

笑顔見せて 楽しいこと たゞそれだけ 思い出して
傷ついたひとは やさしくなれる
きっとやさしくなれる

嘘はいらない 地位もいらない
やさしく生きてゆければいい

破れた恋と 届かぬ想いと
消えていった夢が集まって

woo また明日も woo 来ればいい
この広い都会の 片すみで見つけて
いつでもこゝにいるから
この小さな Far East Cafe
僕の心の中


6.恋は大騒ぎ

作詞:小田和正
作曲:小田和正

ひと目だけで 心が動いて
何も見えない 恋の始まり

もう止まらない 眼が離れない
誰にでも話したくて 気づかれたくなくて

急がないで いいきかせても
一途な気持が 抑えられないで

こぼれる言葉が とりとめなくて
気がつけば いつの間にか 恋のとりこに

泣いて 泣いて 泣いて それで笑って
まわりすべてを道連れにして
戻って 離れて それでもまた戻って
一年中 恋はいつでも大騒ぎ

いつまででも 恋ができればいいね
切なくなるような すてきな恋が

一人の夜は 寂し過ぎる
つかまえて 見つけられて 追いかけてゆく

泣いて 泣いて 泣いて それで笑って
まわりすべてを道連れにして
戻って 離れて それでもまた戻って
一年中 恋はいつでも大騒ぎ

恋してるひとは 誰でもすてきに見える
やさしくて すなおで すこしだけ哀しくて

恋するひとたちが この街にもっと溢れたら
流れてゆく時を 止められるかも知れないね

泣いて 泣いて 泣いて それで笑って
まわりすべてを道連れにして

泣いて 泣いて 泣いて それで笑って
まわりすべてを道連れにして
戻って 離れて それでもまた戻って
一年中 恋はいつでも大騒ぎ

恋してるひとは 誰でもすてきに見える
やさしくて すなおで すこしだけ哀しくて

恋するひとたちが この街にもっと溢れたら
流れてゆく時を 止められるかも知れないね

泣いて 泣いて 泣いて それで笑って
まわりすべてを道連れにして
戻って 離れて それでもまた戻って
一年中 恋はいつでも大騒ぎ


7.Little Tokyo

作詞:小田和正
作曲:小田和正

何も言わないで 灯りを消して
月の光だけが 君をうつして
開けた窓から 街のざわめき
君は僕を見ている

明日吹く風に 流されるとしても
今はたゞ この腕の中の君と
眼の前を 過ぎてゆく
やわらかな時の流れを 信じて生きていたい

君を思い出して 窓の外見てる
たそがれも闇に 深く沈んで
今日もまたこの都会の いちにちが終わってゆく

デンワから君の きゝなれた声が
いつになく今日は せつなく聞こえて
二人で見てた夢は この街にまだあるはず

明日吹く風に 流されるとしても
今はたゞ この腕の中の君と
眼の前を 過ぎてゆく
やわらかな時の流れを 信じて生きていたい

あの店ならきっと 今すぐこゝを出れば
君と同じ頃に 着けるはず
眠りを知らぬ街が この愛の行方を見てる

春も夏も秋も冬も 君のそばにいるよ
もう哀しい顔しないで この胸にもたれて

何も言わないで 灯りを消して
月の光だけが 君をうつして
開けた窓から 街のざわめき
君は僕を見ている

明日吹く風に 流されるとしても
今はたゞ この腕の中の君と
眼の前を 過ぎてゆく
やわらかな時の流れを 信じて生きていたい


8.time can wait

作詞:小田和正
作曲:小田和正

捨てる夢の代り そこで何を見るの
かわいた心は みたされないまゝ

ためらいがちに そこで見送るなら
その愛 終わりまで見届けて

いくつもの ため息をきいた
数え切れない いいわけをきいた

例え夢を追いかけて 立ち尽くしても
一人にはならないさ 誰れかが見てる

いつでもそれだけは 決して離さないで
君が君でなくなってゆく

朝の光で 今日が始まる
風の音をきけ 時は待ってくれない

その愛だけのために すべて投げ出しても
もう振り返らないで 迷わないで

例え夢を追いかけて 立ち尽くしても
一人にはならないさ 誰れかが見てる

走り続けていても 歩いていても
空を見上げてため息つくも それぞれの人生

たゞこれだけはいつも 忘れないで
夢を追いかける人のために 時は待ってる

夢を追いかける人のために 時は待ってる

その愛だけのために すべて投げ出しても
もう振り返らないで 迷わないで

例え夢を追いかけて 立ち尽くしても
一人にはならないさ 誰れかが見てる

その愛だけのために すべて投げ出しても
もう振り返らないで 迷わないで

例え夢を追いかけて 立ち尽くしても
一人にはならないさ 誰れかが見てる


9.good times & bad times

作詞:小田和正
作曲:小田和正

ひとりで生きてゆけるほど 強くはなれないから
誰れかをいつでも 見つめていたくて

この広い世界に ひとりだけの
君をいつでも 捜している

やがて離れてゆくもの 忘れられてゆくもの
時がすべてを 流してゆく

変らぬなにかを 求める想いを
すべてうたかたの 夢にして

この国に生まれて この時代に生きて
この街で出会って そして恋に落ちて

傷つけ合って 言葉も枯れて
それでも二人は 許し合って

good times & bad times 尽きることなく
good times & bad times…………

生まれたまゝの心で 生きてゆければいいね
遠くを見つめて 歩ければいいね

溢れる涙と こぼれる笑顔を
季節のように 感じながら

good times & bad times すべて受けとめて
good times & bad times 寄りそう二人

good times & bad times 尽きることなく
good times & bad times…………

また明日 あの風の中を 歩いているだろう

good times & bad times すべて受けとめて
good times & bad times 寄りそう二人

good times & bad times すべて受けとめて
good times & bad times 寄りそう二人


10.あの人に会える

作詞:小田和正
作曲:小田和正

あの人に会える だからここに来る
緑に包まれた この場所へ

君が笑ってる 君が風を見る
心のままに 君はここにいる

そのやさしさと 勇気を忘れない
ただ消えてゆく 思い出としてではなく いつまでも

時に流されて 人に流されて
それでも心は またここへ戻る

またいつの日か この想いを胸に
この丘の上 ひとりたたずむ 僕がいるはず

やがて季節は 動いてゆく
空を見上げれば 秋は近く

あの人に会える だからここに来る
あの頃のままの この場所へ

そのやさしさと 勇気を忘れない
ただ消えてゆく 思い出としてでなく

またいつの日か この想いを胸に
この丘の上 たたずむ僕がいるはず